静岡県の吟醸酒を、全国に知らしめるべく大きな役割を果たした蔵です。
高天神城址の湧き水と、波瀬杜氏の技が出会い、山田錦はじめ好適米をぜいたくに
磨くことにより、安定した高い品質の酒が造られます。
平成20酒造年度の全国新酒鑑評会にて7年連続で金賞を受賞されました。
そして、その技が市販酒に見事に反映されているのが、この蔵のすごいところです。
蔵を訪問するたびに最新の設備が導入されていて、良い酒を造るためには投資を惜しま
ない土井社長の姿勢には、いつも感心させられます。 新酒ももちろん良いのですが、
搾ってから半年・一年と経った酒が実においしくなっているのに出会うと、本当に
うれしくなります。確かな造りがあればこその体験かもしれません。
波瀬正吉杜氏は、平成21年7月16日に永眠されましたが、その技を引き継いだ
蔵人さんたちにより、開運の酒質はしっかりと維持されています。
平成22年静岡県清酒鑑評会にて三年連続で知事賞を受賞したことがまさにその証明です。 |